ASK THE MASK · PRESENTED BY ARC
先日は「客との距離感」や「色恋営業」について分かりやすくご回答いただき、ありがとうございました。 たまたまこちらの質問一覧を…
届いた質問
質問
先日は「客との距離感」や「色恋営業」について分かりやすくご回答いただき、ありがとうございました。 たまたまこちらの質問一覧を見ていると、パーソナルトレーナーの方へ好意を寄せている相談が予想以上に多く、驚きました。確かに身体の変化をサポートしてもらったり、親身に寄り添われたりすることで特別な感情が芽生えるのは自然なことだと思います。 私自身もサービス業に携わっており、月に数百万単位の成果を出していますが、職種が全く異なるため、どれだけお客様に寄り添った対応をしても「色恋営業」と思われることはありません。だからこそ、パーソナルトレーニングという職種特有の「密な距離感」や「身体の変化が及ぼす心理効果」にとても興味があります。 そこで、同じサービス業の視点からさらに伺ってみたいです。 トレーナー側にとって、こうした「好意」や「色恋的な要素」はどこまでが演出(顧客満足・継続のための営業スタイル)で、どこからが線引きなのでしょうか? また、実際にお客さんから好意を向けられた際、プロとしてどうコントロールしたり顧客体験に還元したりしているのか、業界の方や経験者の方のご意見を聞かせてほしいです。
パーソナルトレーナーの仮面から
回答
**経済合理性を考えても、普通のパーソナルトレーニングではそこまで割に合わない**んですよね。
一人のお客様のプライベートに深く入り込み、
頻繁に連絡をして、
感情を読み、
特別感を維持して、
関係性をコントロールする。
そこまでの時間と労力を一人にかけるには、平均的なパーソナルトレーニングの単価では重すぎます。
一回の消費で数百万、数千万円が動くような世界ではありませんからね。
なので実際には、
**最初から色恋営業を設計しているというより、関係性が近くなる中で好意が生まれ、その好意をトレーナー側がどう扱うか**
というケースの方が多いんじゃないかなと思います。
そして、私はここが線引きだと思っています。
お客様から好意を向けられること自体は、トレーナーが完全にコントロールできるものではありません。
ただ、その好意に気づいた後で、
わざと期待させる。
近づいたり離れたりして気持ちを揺らす。
特別感を維持して継続や売上につなげる。
ここまで意図的に利用するのであれば、それは「色恋を営業に使っている」と言えると思います。
一方で、
好意を感じ取ったからといって急に冷たくする必要もない。
サービスの質は変えず、必要であれば少し距離感を調整する。
お客様が本来の目的であるトレーニングを続けられるように関わる。
そこがプロとしてのコントロールなのかなと思います。
ちなみに私は、
「色恋だけで売上を作っています」
と正面から言っているトレーナーには会ったことがありません。
ただ、要素として存在することはある。
そして意図せず、そういう関係性になることもある。
そのくらいが実態に近いのかなと思っています。
これはぜひ、現役トレーナーさんにも聞いてみたいです。
匿名でも構いませんので、
「自分はこう線引きしている」
「お客様から好意を向けられた時はこうしている」
という方がいれば、ぜひ仮面に送ってください。