ASK THE MASK · PRESENTED BY ARC
妻子がある身ながら20歳以上年下のパーソナルトレーナー(男性)を好きになってしまいました。トレーニングを初めて5年目。親身で優…
届いた質問
質問
妻子がある身ながら20歳以上年下のパーソナルトレーナー(男性)を好きになってしまいました。トレーニングを初めて5年目。親身で優しく的確な指導。1回告白もしました。その時はにこやかにYESでもNOでもなく。僕で良ければ今後もよろしくと言ってくれてその後も指導を受けています。体重は10数キロ減りすっかり体つきが変わりました。今は自主トレにもしっかり取り組んでいます。彼が好きなのか、トレーニングが好きなのか。時々苦しくなる時があります。こんな気持ち、彼も困りますよね。彼から離れた方が良いのか悩んでいます。
パーソナルトレーナーの仮面から
回答
ご質問ありがとうございます。
文面通りに受け取るなら、かなり複雑な気持ちを抱えていらっしゃるのだと思います。
ただ、私はその気持ち自体を、無理に悪いものとして扱わなくてもいいのではないかと思いました。
ウェルネスという言葉や概念をご存知でしょうか。
ウェルネスは、単に病気ではないとか、体重が落ちたとか、筋肉がついたとか、そういう身体だけの話ではありません。
身体、心、生活、人とのつながりまで含めて、より良い状態へ整えていく考え方です。
今回のお話も、ウェルネス的な観点で見ると、そこまで不自然なことではないのかもしれません。
5年通っている。
親身で、優しく、的確に指導してくれる。
体重が10数kg落ちて、身体つきも変わった。
今は自主トレにも取り組めている。
ここまで自分の身体や生活が変わったのであれば、その変化を近くで支えてくれた人に、特別な感情が乗ることはあると思います。
それが恋なのか。
感謝なのか。
憧れなのか。
自分を変えてくれた時間への愛着なのか。
変われた自分自身への喜びなのか。
もしかすると、その全部が少しずつ混ざっているのかもしれません。
だから、
彼が好きなのか、トレーニングが好きなのか分からなくなる
という感覚も、私はそこまで変なことだとは思いません。
パーソナルトレーニングは、ただ筋トレを教える場所ではありません。
身体が変わる。
生活が変わる。
気持ちが変わる。
自信が戻る。
人との関わり方まで少し変わる。
そういう変化が起きる場所でもあります。
その変化の近くにいた人が、特別に見える。
これは、人と人が向き合うサービスである以上、起こり得ることだと思います。
ただ、ここだけは少し切り分けて考えてもいいと思います。
その気持ち自体は、悪いものではない。
でも、その気持ちをどこまで現実に動かすかは、また別の話です。
一度告白された時の、
「僕で良ければ今後もよろしく」
という言葉は、とても優しい受け止め方だったと思います。
恋愛の答えというより、
これまでの関係を壊さずに、これからもトレーナーとして向き合ってくれた言葉。
私はそんなふうにも感じました。
だから今は、無理に白黒をつけなくてもいいのかもしれません。
その感情を否定せず、でも大切に扱いながら、フィットネスを前向きに続けられる距離を探していく。
それくらいでいいのではないでしょうか。
私からのおすすめとしては、せっかく前向きに捉えられているフィットネスを、できるところまで続けてみてもいいのかなと思います。
もう5年も取り組まれているのであれば、トレーニング自体はある程度ご自身でもできるかもしれません。
でも、そこには単なる筋トレ以上の価値があるのかもしれません。
見守ってくれる人がいる。
自分の変化を知ってくれている人がいる。
その人と関わることで、また頑張れる。
綺麗にカテゴライズできない価値を感じていらっしゃるのであれば、それもまたフィットネスの一部なのだと思います。
同性であれ、異性であれ、人と人のサービスである以上、好きもあれば、嫌いもあります。
合う人もいれば、合わない人もいる。
特別に感じる人がいることもある。
それが人間だと思います。
自分とも、他人とも、ヒトと向き合う。
それもまた、フィットネスなのだと思います。
ご質問ありがとうございました。