ASK THE MASK · PRESENTED BY ARC
私のトレーナーさんは指導の時に一切身体に触らないのですが効いている箇所が正しいのかいまいちわかりません。 セクハラにならないよ…
届いた質問
質問
私のトレーナーさんは指導の時に一切身体に触らないのですが効いている箇所が正しいのかいまいちわかりません。 セクハラにならないように気をつけてわざと触らないようにしているのか、私のことが嫌で触らないのかわからず、なぜ触らないのですかとも聞きにくいのでそのままにしています。ただSNSのトレーニング動画を見るとトレーナーさんが肩や背中、お尻に触れている場面をよく見るため純粋になんで私は…?と思ってしまいます。
パーソナルトレーナーの仮面から
回答
ご質問ありがとうございます。
これは、気になりますよね。
まず先にお伝えすると、
触らない=質問者さんのことが嫌だから
という可能性は、かなり低いと思います。
もちろん、同じトレーナーさんが他のお客様には明らかにタッチングをしていて、自分にだけまったく違う対応をしているのであれば、気になるかもしれません。
ただ、基本的には「嫌だから触らない」というより、
ジムの方針。
トレーナー個人の方針。
セクハラと受け取られないための配慮。
お客様の身体に不用意に触れないようにしている。
あえて触らずに、自分で身体の使い方を覚えてもらいたいと考えている。
このあたりの理由の方が現実的だと思います。
今の時代、トレーナー側もかなり慎重になっている部分はあります。
SNSでも、トレーナーがお客様の身体に触れている動画が切り取られて、
「触りすぎでは?」
「セクハラでは?」
と言われている場面を見かけることがあります。
そういう空気もあるので、触れること自体に慎重になるトレーナーさんがいるのも分かります。
ただ、必要に応じたタッチングは、私は指導技術のひとつだと思っています。
ここでいうタッチングは、単に「触る」というより、実際には、
使ってほしい場所を軽く押す。
動かしたい方向に誘導する。
力が抜けている場所に意識を向ける。
身体の使い方を感覚で伝える。
こういうものに近いです。
たとえば、
「ちょっと押しますね」
「ここです。使っている感覚わかりますか?」
「この方向に押し返してください」
「今ここが抜けていますね」
といった声かけをしながら、身体の感覚を共有する。
これは、言葉だけでは伝わりにくい部分を伝えるための技術だと思います。
なので、触らないこと自体が悪いわけではありません。
触らない方針のトレーナーさんもいます。
ただし、お客様側が、
効いている場所が合っているのか分からない。
フォームが正しいのか分からない。
ちゃんと見てもらえているのか分からない。
と感じているなら、そこは少し問題かもしれません。
今回の質問を読んでいて感じたのは、
もしかすると質問者さんが本当に気になっているのは、
触られないことそのもの
というより、
十分に指導されている実感がないこと
なのかもしれません。
SNSの動画では、肩や背中、お尻などに触れながら指導している場面を見る。
でも自分のトレーナーさんは一切触れない。
そうなると、
「私はちゃんと見てもらえているのかな?」
「効いている場所は合っているのかな?」
「私にはそこまでしてくれないのかな?」
と感じてしまうのは自然だと思います。
ただ、SNSの動画はあくまで切り取られた場面です。
分かりやすく見せるためにタッチングしていることもありますし、撮影用に許可を取っている場合もあります。
なので、SNSの動画と自分の指導をそのまま比べすぎなくてもいいと思います。
もし聞けそうであれば、
「効いている場所が合っているか分からなくて」
「フォームが合っているかもう少し見てもらえますか?」
「どこを使えていれば正解ですか?」
と聞いてみてもいいと思います。
必要であれば、
「分かりにくい時は、押して確認してもらっても大丈夫です」
くらいに伝えてもいいかもしれません。
「なぜ触らないんですか?」と聞くと少し聞きにくいですが、
「ちゃんと効かせられているか不安です」
という聞き方なら自然だと思います。
まとめると、
触らないこと自体が悪いわけではありません。
トレーナーさんの方針や配慮で、あえて触れないこともあります。
ただ、質問者さんが不安に感じているなら、そこは遠慮せず確認していいと思います。
今回の違和感は、タッチングの有無というより、
自分の身体をちゃんと見てもらえている実感が少し足りないこと
なのかもしれません。
ご質問ありがとうございました。