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ASK THE MASK · PRESENTED BY ARC

姿勢改善のパーソナルジムに通って一年が過ぎました。このジムに入るきっかけは、Instagram。ホームページには、8回コース、…

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質問

姿勢改善のパーソナルジムに通って一年が過ぎました。このジムに入るきっかけは、Instagram。ホームページには、8回コース、16回コース、24回コース、それぞれの仕上がり具合いが記載されていました。有料体験の後、一通り姿勢が整うと書かれた24回コースに。ジムにある器具は殆ど使用しないまま、24回が終了し、更新の時が来ました。ジムに通う事がモチベーションに繋がっていた私は、当たり前のように更新しました。いい感じに進んでいた時、「ランニングがいいですよ」とのトレーナーの一言で、「どんな感じで走れば良いですか?」と聞いて、走り始めて1週間。両膝が腫れ上がり病院へ。診断は、「変形性股関節症」。「〇〇さんは、歩く時に膝に衝撃のあるこういう歩き方をするから云々…」心の中で、私の動きを見ていて痛めるのは予測できたのではないか、関節リウマチにかかっていた事もお伝えしたのに、何故ケガのリスクを考え

パーソナルトレーナーの仮面から

回答

ご質問ありがとうございます。 まず、書いていただいた内容を読む限り、あなたのお客さんとしての言動に問題があったとは、私は思いません。 むしろ、とても真面目にパーソナルトレーニングを受けてこられた方なんだろうな、という印象を持ちました。 自分の身体について考えて、分からないことがあれば質問する。 トレーナーから提案されたことも実際にやってみる。 そして不安があっても、かなり長い期間通われています。 正直、私が担当していて途中でこれだけ不安を抱えていたことを知ったら、 「こんなに不安な状態で、よくここまで通ってくださいましたね」 と、今後の話をする前にまず伝えると思います。 ただ、この話だけで「そのトレーナーが悪かった」と断定することも、私はしたくありません。 たとえばランニングについても、なぜ勧めたのか、その意図や前後のやり取りが気になります。 ランニングそのものを勧めたことだけを切り取って、良い悪いとは判断できません。 一方で、既往歴がある場合に「これは大丈夫です」と医学的な判断をするのは、トレーナーの仕事ではないと私は考えています。 私自身も、関節リウマチだからこうしてください、という判断はできませんし、しません。 そこは必要に応じて医師に委ねます。 ただ、そのうえで自分の持っている知識と経験を使う。 分からなければ調べる。 運動を提案するなら、「こうなったらセーブしましょう」「こういう状態になったら一度中止して確認しましょう」というところまで伝える。 そこまで含めて、トレーナーの仕事だと思っています。 24回という回数についても同じです。 月4回なら約6か月、月8回なら約3か月です。 姿勢というのは、トレーニングをしている1時間だけで決まるものではありません。 日常生活で積み重なるものと、トレーニングによって積み上げるもの、その両方の影響を受けます。 だからこそ、 「ここまでは変わりました」 「ここはまだ変わっていません」 「その理由はこう考えています」 「次はここを目指します」 という進捗の共有があったら、もう少し安心できたのではないかなと思います。 更新するときにも、そういう説明があった方がよかったでしょう。 食事についても、「1500kcalが正しいか間違っているか」を、この情報だけで私が判断することではないと思っています。 ただ、 「痩せることを優先するならこう」 「100歳まで自分の足で歩くことを考えるならこう」 「そのうえで、私はあなたにはこうすることをおすすめします」 「今はこうして、何月頃から次の段階に進みましょう」 そんな選択肢と見通しがあったら、受け取り方は違ったかもしれません。 そして最後の鍵の件。 「もう来ないでほしいと思われたのかな」 と感じてしまう気持ちは、すごく分かります。 ただ、全体を読んだ私の印象としては、そこまでの意図があったというより、良くないことですが、単純に連絡を忘れてしまっている可能性の方を感じます。 仲良くなったという記述もありますし、人当たりの悪いトレーナーだったとも思いません。 もしかすると、人との関係を作ることは得意だったけれど、今回のような既往歴や不安を抱えた方まで対応できるほど、まだ守備範囲が広くなかったのかもしれません。 お客さんから、 「トレーナーだったら分かりますよね?」 という期待を感じたとき、 「すみません。そこは私には判断できません」 と言うのって、実は勇気がいります。 でも、本当はそれでいいんです。 「そこは医師に委ねます。ただ、私が持っている知識と経験は使います。分からなければ調べます。そのうえで、私が提供できる最善は尽くします」 私なら、そうありたいと思っています。 そして今回の話を読んでいて、もう一つ感じたことがあります。 これは一人のトレーナーが良かった、悪かった、だけの話ではないのかもしれません。 パーソナルジム業界はこれまで、ビフォーアフターや「○ヶ月で変わる」「姿勢改善」といった表現を使って、お客さんの期待を大きくする広告をたくさん作ってきました。 その積み重ねによって、 「パーソナルトレーナーなら、自分の身体のことを分かってくれる」 という期待を、私たち自身が必要以上に大きくしてきた部分もあるのかもしれません。 私もこの業界で長く仕事をしてきた一人です。 そういう意味では、私もその一人だと思います。 この質問を読んでいて、少し責任を感じました。 申し訳ないです。 もちろん、すべてのジムやトレーナーがそうではありません。 自分の守備範囲を理解して、丁寧に説明し、必要なら医療につないでいる方もたくさんいます。 今回の出来事も、もしかすると誰か一人が悪かったわけではないのかもしれません。 ただ、一つ救いがあるとすれば、 「こういうこともあるよね」 と、そのジムとあなたの間だけの出来事として終わらず、こうして質問として送ってくださったことだと思います。 ありがとうございました。
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